新着情報
お知らせブログ
【こんち】(根管治療)について
今日もお疲れ様です。宮内歯科医院です。
皆様は歯医者さんで『こんち』というものを耳にしたことがありますか?
歯医者さんの診療で切っても離せないものが『こんち』と略される根管治療です。
・虫歯が根っこの神経の近くまで行き神経に炎症が起きてしまったときに行う根の中の持たない神経を取る『抜髄』
・虫歯が根の上まで到達し根の神経が腐って先端が膿んでしまうものを治す『感染根管治療』
の2つがよく呼ばれていると思います。
どちらも神経(若しくは神経の腐ったもの)が歯の根の先端にストローの管のように入り込んでおり、
それを除去し根の中をきれいにする治療です。
根管治療はとても小さく長いトンネルを掘るような治療のため
とても根気のいる作業であり1回で終わらせるのは厳しく、
3、4回は掛かる大がかりのものになります。
症状が改善しない場合はさらに長期間になることがあります。
また、恐ろしい話ですが根管治療は数回行っても歯医者の保険点数は非常に低く、
根管内の汚れが十分に取れていなくても症状がある程度引いたら適当に終わらせてしまう場所も多いのが現状です。
当院では根管治療は症状が落ち着くまで徹底的に行います。
最新の器具を用いなるべく根の先まで洗浄ができるよう追及します。
また根管内に唾液が入ると再感染のリスクが高くなる為、
唾液が入るのを防ぐためにラバーダムというゴムのカバーをして治療もしております。
治療に回数、時間が掛かってしまうのは患者様も大変ですし申し訳ない気持ちがありますが、
その分なるべくまた痛みが起きないように丁寧な治療を心がけておりますので、
どうかご理解をお願いします。
宮内歯科医院 副院長 宮内良樹